家庭料理にひと手間、YouTubeのレシピ配信が広げる支持層
株式会社HITOTEMA

HITOTEMA(ヒトテマ)は、「食事処さくら」のブランド名で料理レシピの動画配信と調理器具・調味料のネット販売を展開する。流行の時短レシピではなく、毎日のご飯がぐっとおいしくなるひと手間かけたレシピを紹介、YouTubeチャンネル登録者数が増えている。料理人であり経営者でもある内田貴孔さんの「毎日の料理を人生のたのしみに」との主張が、主婦だけでなく中高年層の男性にも支持されている。
こだわり道具の物販も拡大
内田さんは、大学卒業後に働きながら資金をため、ホテルのレストラン部門などで料理と店舗経営を8年間学んだ。2020年から家庭料理に絞ってレシピを公開し、アクセス数が伸びた22年に個人事業主として独立した。
一番人気の「黄金の卵スープ」は、溶き卵を3〜4回に分けて流し入れるとスープの温度が下がらず白濁しないと伝授し、4分もの動画だけでYouTube再生回数は約350万回。他のバージョンやSNSを合わせると1000万回近い閲覧だという。
23年9月には資本金100万円でHITOTEMAを設立し、調理器具・調味料のネット販売を始めた。

物販は動画視聴者のリクエストに応えたもので、ひと手間のためのこだわりの道具の試作を繰り返して開発している。
第一弾は菜箸より使いやすい「利き手の代わりになるトング」(2300円から)で、これまでに8000本以上を販売。「ミトンが不要になるエプロン」(8200円)、「ひと振りでおいしさアップ口福の隠し味」など、初年度は10種類で1万数千点を販売した。
内田さんは「今後も品目を増やす計画です。独自の優れた加工技術を持つ地域の中小製造業ともコラボしたいです」と話している。
(かながわ経済新聞2025年3月掲載)
企業情報
- 企業名
- 株式会社HITOTEMA
- HP
- https://www.rakuten.co.jp/sakuras-store/








