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超微細金属部品を独自の自動機で量産 インパクト、医療機器・半導体検査装置向け


株式会社インパクト

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超微細金属部品を独自の自動機で量産 インパクト、医療機器・半導体検査装置向け

インパクト(東京都大田区)は、独自に開発した自動機を使い、医療機器や半導体検査装置向けの超微細な金属部品を量産している。マイクロメートル単位の加工を自動化し、製品によっては月100億個の量産まで可能だ。事業の核は、超微細部品を大量生産する自動機の開発・製造にある。自動機そのものは外販せず、加工した部品を販売している。

「膨大な失敗が飯のタネを生む」

例えば、ある治療に使うかぎ針は、直径わずか0.3ミリメートルのパイプの先端をかぎ状に加工する。小さなものを引っ掛ける「かぎ」は、マイクロメートル単位の寸法で仕上げる。

加工のためにパイプを挟んで固定するだけでつぶれてしまい、刃物や砥石(といし)を当てれば曲がってしまう。「手作業ならできるかもしれませんが、加工を自動化して大量生産するのが難しいのです」と平船淳社長は言う。

インパクトの自動機開発の特徴は、物事の基本原理から考えていく点にある。挟むとつぶれてしまうなら、材料が自分で特定の位置に止まろうとする仕組みを考える。押し付けると曲がるなら、両側から支える。月1億個の量産が必要なら、大量に重ねるか、縦横にたくさん並べて一度に加工する。

「タネを明かせば『なあんだ』と言われてすぐまねされるので、自動機そのものは外に出さず加工した部品を販売しています」と平船社長は話す。

19歳で創業、顧客の要望から自動機を開発

同社は1974年に平船社長が19歳で創業した。

創業前には、港のターミナル設備メンテナンスのアルバイト業務を通じて現場技術を習得。機械も電気も一人で扱い、メカトロニクス製品を開発する力を身に付けた。

最初の製品は、展示会会場で相談を受けたことがきっかけだった。

長さや形が微妙に違う大量のゴム部品を自動的に整列・固定し、一定のサイズにカットするものだ。それまでの手作業から大幅に効率化できたことが評価された。以来、顧客の要望に応じて自動機を次々に開発してきた。

医療用を中心とした超微細部品の製造には、2005年ごろから取り組んでいる。

開発アイデアを蓄積、自動機は社内で組み立て

平船社長は長年にわたり、開発のアイデアをパソコンの表計算ソフトにすべて記録してきた。用途などで検索すると、過去の事例やヒントが出てくる。

構造が決まれば、モーターなど必要なユニットは外部から調達する。独自の部品は自社で加工するため、本社工場には秘密基地のようにさまざまな加工機械や工具がそろっている。最終組み立てはすべて自社で行い、完成した自動機は外部に公開しない。

最近、平船社長は中国製のユニットが、安価なうえに品質も向上していることを実感する一方、日本の製品に面白いものが少ないのが気になるという。

「常識にとらわれず、失敗するのを前提にいろいろやってみることが大事。膨大な失敗が飯のタネを生むのですが、最近の日本メーカーは失敗すると怒られるみたいですね」と心配している。

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企業情報

企業名
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HP
https://impact.hopto.org/impact/index.html
住所
東京都大田区本羽田3-27-13

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