中小製造業の工場見学を仮想空間で ビートバップ、メタバース技術の構築サービス
株式会社ビートバップ

ビートバップ(横浜市西区)は、中小製造業の工場をインターネット上の仮想空間に再現する「アンリアルファクトリー」の構築サービスを始めた。360度カメラで工場を全方位撮影し、メタバース技術で3次元空間を作る。顧客が仮想工場内を自由に移動して見学できる仕組みだ。
360度カメラで工場を再現、動画で加工の様子も紹介
中小企業でも、新規顧客の開拓や地域貢献のために工場を公開するニーズが高まっている。見学者の安全確保や、守秘義務のある製品を片付けるといった現地見学に伴う手間を省く仕組みとして提案する。
アンリアルファクトリーは、米アライバルスペースがインターネット上に公開しているメタバース空間プラットフォームをベースに構築する。ビートバップが360度カメラで撮影した映像を貼り付け、仮想工場を作る。
仮想空間内には音声や動画を埋め込める。見学者が興味のある工作機械に近づき、ボタンを押すと加工の様子を再現する、といった使い方ができる。

パソコンやタブレット、スマートフォンで操作できる。見学者が自分でアバターを動かして見学することも、社員が見学者を案内することも可能だ。
料金は、面積1000平方メートル程度の工場で初期制作費が50万円。稼働後のサービス利用料は月1万円となる。
撮影設定や画面のつなぎ方にノウハウ
ビートバップは2023年3月設立のベンチャー。資本金は230万円で、メタバース技術による各種サービスを展開する。
伊藤靖社長は大手流通企業の情報システム責任者を経て、多くのITベンチャーを立ち上げてきた。

3次元グラフィックス技術が進歩し、手軽な機器で扱えるようになったことから、メタバース技術をベースに各種のアプリケーションを展開することにした。
360度カメラで撮影する際のISO感度の設定や、部屋と部屋の間を移動する際の画面のつなぎ方など、「細かなノウハウが作品のクオリティを決めます」と伊藤社長は話す。
技能伝承や工場を舞台にしたゲームも検討
今後は工場見学以外にも用途開拓を進める。仮想空間内で加工技術の技能伝承を行う仕組みや、工場を舞台にしたゲームの開発などを検討する。
屋外の空間も再現でき、行政向けに災害時の避難誘導を案内したり、シミュレーションしたりする用途もあるという。伊藤社長は「メタバースの可能性は無限です」と話している。
企業情報
- 企業名
- 株式会社ビートバップ
- HP
- https://beatbop.jp/
- 住所
- 横浜市西区みなとみらい3-7-1 オーシャンゲートみなとみらい8階






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