和裁の魅力を伝えたい 第一人者が主宰する「きもの研究所」、気軽な小物に乗せる技能
きもの研究所
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きもの研究所(川崎市多摩区)の小田美代子氏は、和裁の魅力や技術を伝承するため、さまざまな活動を続けている。「現代の名工」の故・中村稠之氏の最後の弟子で、本格的な創作活動に加え、一般の人々に着物の良さを知ってもらうため、気軽な作品作りにも力を入れる。2本の手拭いから子供用の着物を作る「手拭い甚平」は、着物を縫う基礎技術が込められた作品。「お孫さんへのプレゼントや観賞用ディスプレーとして喜ばれています」という。
手拭いから作る子供用の「甚平」人気
小田氏は若くして和裁の修業を始め、中村氏に師事し、伝統的で高度な和裁の技術を身に付けた。
着物の普及活動として、著書「きものの仕立て方」(文化出版局)で道具のそろえ方から生地の裁ち方、縫い方までを解説。文化庁委嘱事業(伝統文化継承)に参加協力し、NHK番組「おしゃれ工房」にも出演してきた。
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着物を普段から着る人が減り、百貨店や呉服問屋といった着物の経済圏も縮小していく中、「成人式用に大量生産した振り袖や、外国人観光客用の土産として売られている手軽な着物ではなく、本来の着物の魅力を知ってほしいです」と話す。
「手拭い甚平」は、小田氏が日本各地で集めてきた手拭いを、生地として使う。 手拭いを広げて、柄のどの部分を主役にするかを考えて位置を合わせ、和裁の基本技術を基に柄を合わせてヘラの印通りに縫ってゆく。
3歳くらいの子供の湯上がり着や花火大会に着ていくのにちょうどよく、ガーゼなどの小物とセットにして贈答用の箱に詰め、着物ファンに提供している。
部屋に飾りたいという希望もあり、3万円ほどで分けているという。手拭い甚平は200着程度あり、インスタグラムやYouTubeで作品を紹介している。
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このほか、暖かい綿入れ半纏(はんてん)や、室内に賞状や写真を飾る台座として額を守る額袱紗(がくぶくさ)など、親しみやすい作品を手がける。
きもの研究所内には大島紬、総絞り絹布地などの貴重な素材を収集してあり、中に青梅綿を入れて、職人の綿入れ半纏なども依頼されて作っている。小田氏は「材料がある限りはさまざまな作品を作ります」と話している。
企業情報
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- きもの研究所
- HP
- https://www.instagram.com/tenugui_jinbei/







