咀嚼が衰えても、おいしいパンを楽しむ しながわ街づくり計画、JAS規格取得
株式会社しながわ街づくり計画

かむ力や飲み込む力が衰えても、大好きなパンが食べられるように─。しながわ街づくり計画(東京都品川区)が3年がかりで開発した、咀嚼(そしゃく)に配慮した「おばあちゃんぱん」が、パン業界で初めて「そしゃく配慮食品の日本農林規格(JAS規格)」を取得した。全国で4社目の快挙だという。
かみ切り、口溶け、飲み込みやすさに配慮
そしゃく配慮食品のJAS規格は、食品の固さを4段階で示す国の公的規格。高齢者向け食品の規格には、ユニバーサルデザインフード(UDF)もあるが、「UDFは物の柔らかさに対しての規格。JAS規格は製法や管理体制すべてで基準を満たす必要があり、安心感が圧倒的に違います」と、佐藤亮太社長は語る。

コンセプトは「自分のおばあちゃんに買ってあげたくなるぱん」。JAS規格で「容易にかめる」区分に該当し、テストマーケティングを経て2026年から販売する予定。
おいしさだけでなく、健康面にも配慮。たんぱく質を補う豆乳や血糖値の急上昇を抑えるメープルシュガーを使用し、添加物は一切不使用。かみ切りやすさ、口溶けの良さ、のどに張り付かない飲み込みやすさにこだわり、熟練の職人が独自の製法で一つ一つ手作りしている。

同社は2015年に、旧東海道品川宿の北品川商店街でブックカフェ「KAIDObooks&coffee」を開業した。看板商品の「生スコーン」は大手百貨店で販売し、「生スコーン」ブームの元祖として知られているという。
おばあちゃんパンの本格販売に先立ち、都内の高齢者施設での無償配布も実施する計画だ。
佐藤社長は「飲み込む力が弱くなった方が安心して食べ続けられるパンです。高齢者施設や介護関連企業とのコラボにも取り組んでいきたいです」と語っている。
企業情報
- 企業名
- 株式会社しながわ街づくり計画
- HP
- http://kaido.tokyo/
- 住所
- 東京都品川区北品川2-3-7




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