フォーデンタルズ、歯科の自由診療向け共済 医院主体で「スマイルガード」

フォーデンタルズ(four dentals、川崎市川崎区)は、歯科医院の自由診療部分の治療費を対象とする小規模共済「スマイルガード共済」の導入支援を始めた。歯科医院が共済の運営主体となり、患者から掛け金を集め、治療が必要になった際に給付金相当額を治療費から差し引く仕組み。基本コースでは月1500円の掛け金で最大30万円の治療給付金を設定する。まず10医院程度への導入を進め、運営ノウハウを蓄積した上で全国展開を目指す。
歯科医院が共済の運営主体に
スマイルガード共済は、歯科医院自身が共済の運営主体になるのが特徴だ。
患者の歯の状態を把握する医院側が歯1本ごとのリスクを評価し、健康な歯ほど保障率を高く設定する。

契約期間は1年または2年。内容は運営する医院によって異なるが、基本コースでは患者が月1500円を支払い、最大30万円の治療給付金を受けられる仕組みとしている。治療費の7割程度を給付金でカバーすることを想定しているという。
また、加入者には3000円分の予防施術(自由診療)に利用できるポイントを年2回付与する。定期的な予防施術につなげ、治療の発生を減らすことを狙う。
藤里央社長は、大手損害保険会社で保険商品の設計を担当した後、大手電機メーカーで歯科医院向けシステム事業に携わった。

会社に副業を申請し、2024年4月にフォーデンタルズを設立。これまでの経験を生かし、歯科医院の自由診療部分を対象とした共済制度を研究してきた。
フォーデンタルズは、スマイルガード共済を導入する歯科医院にシステムを提供するとともに、運営を支援するコンサルティングを行う。
料金は初期費用18万円、システム使用料が月額1万5000円。このほか、掛け金の4%を徴収する。
まず10医院程度、将来は全国展開へ
同社によると、スマイルガード共済は契約者1000人以下の小規模共済として設計しているという。
まず10医院程度で導入を進め、共済運営のノウハウを蓄積する。その後、全国への展開を目指す。

同社はビジネスモデル特許も出願している。
藤里社長は「発生頻度が高く1件の支払い金額が小さい案件の共済システムとして他にも応用できるのでは」と話し、歯科以外への応用も検討している。




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