野球選手の「半年以内のけが発症確率」算出 しゃもじの「Suportal」3000人超利用
株式会社しゃもじ

野球関連ベンチャーのしゃもじ(東京都品川区)は、野球選手の「半年以内のけが発症確率」を算出し、コンディション管理やトレーニングに活用するサービス「Suportal(サポータル)」を展開している。専門スタッフが選手の身体の可動域などを測定し、約3万件の野球選手データなどを活用して数値化する。サービス開始から2年で、関東圏の高校球児を中心に利用者は3000人を超えた。
約3万件の選手データを活用
Suportalでは専門スタッフが野球チームを訪問し、選手の肩、肘、股関節の可動域を測定する。
約3万件の野球選手データを活用した独自システムに、測定結果や既往歴などを組み合わせ、「半年以内のけが発症確率」を算出する。システムは、筑波大学のスポーツ医学博士、石井壮郎氏が2011年に発表した研究論文を基盤としているという。

土井良記代表は「天気予報を見て傘を持って出かけるかどうかを判断するのと同様に、行動変容のきっかけを提供しています」と説明する。数値を選手や指導者に示すことで、コンディション管理やトレーニングを考える際の判断材料として活用している。
利用者の約7割が高校球児
利用者の約7割を高校球児が占め、関東圏を中心に展開している。
スタンダードプランは選手1人当たり月額3500円で、年4回の出張測定とトレーニングセッションを提供する。

同社によると、サービスを1年間継続したチームでは、けが発症確率として算出する予測数値が平均で10%改善したという。
土井代表は「1年継続したチームは平均的に予測数値が10%改善しています」と話す。
また、同社ではパフォーマンスが向上した事例もあるとしている。愛知県の高校生投手では、球速が時速130キロ台後半から152キロまで向上し、プロから注目される選手になったケースがあるという。
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遺伝子検査や投球動作分析にも展開
しゃもじは、野球に特化した遺伝子検査キットも手掛けており、約3000~4000人が利用している。

2026年には、投球動作を分析・数値化する新機材「yamato1.0(仮称)」のテスト版リリースを予定する。将来的にはメジャーリーグへの展開も視野に入れているという。
同社は2021年8月に設立した。土井代表自身も高校まで野球選手として活動していたが、けがもあって引退。その後、トレーナーとして活動する中で、選手のけがに着目し、予防に特化したサービスの開発に取り組んできた。
企業情報
- 企業名
- 株式会社しゃもじ
- HP
- https://www.shamojiinc.com/
- 住所
- 東京都品川区南大井2-7-9




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