HUB CONNe
製造業東京
#経営改善

工場を持たずに高付加価値化 鋳造部品、検査と品質保証に特化


株式会社日研機材製作所

FacebookxLINElinkedin
工場を持たずに高付加価値化 鋳造部品、検査と品質保証に特化

日研機材製作所(東京都大田区東糀谷)は、工場を持たないファブレス企業ながらも、高精密な鋳物部品を展開する。電子顕微鏡や医療用装置といった最先端分野からコンスタントに受注し、コスト競争とは一線を画す。同社は高額な設備投資を必要としない検査・仕上げと品質保証、営業に特化。その一方で、生産では北関東を中心とする協力企業約80社とのネットワークを活用する。鋳造業者でこうしたビジネスモデルは珍しいという。

生産は協力会社のネットワーク活用

アルミ鋳物を中心に、鉄やダイカスト、ステンレス鋳造などを手掛ける。少量多品種で年間500~600種ほどの部品を生産する。

注力するのは高精度の鋳造部品。例えば、電子顕微鏡の箱枠や血液検査装置の部品などを納入する。

中でも電子顕微鏡の箱枠は、内部を真空状態にする必要があり、わずかな空気漏れも許されない。そのため、板金部品ではなく、漏れがない鋳造部品が使われている。それも、リークテストをクリアした鋳造部品でないと採用されない。同社ではメーカーの設計者に営業、ヒアリングし、後加工まで終えた“完成品”の鋳造部品を納入している。

生産では、金型製作から鋳造品の機械加工、表面処理までを手掛ける協力企業のネットワークを構築。「当社はファブレスの商社的な会社ですが、すべて品質を担保しています」と高橋正徳社長。そのため、協力企業に対しては、年数回の監査を実施している。「協力企業を選ぶ際は、必ず工程管理がしっかりできているかを確認します。そうした企業は5Sもできています」

一方、営業はメーカーの設計者に鋳造についてレクチャーできるほどの、知識と経験が豊富な人材が担当することで「(メーカーと)対等に話ができるようになります」としている。

1937(昭和12)年創業の老舗。ものづくりに長く携わってきた経験から、高橋社長は「これからは、中小製造業が1社単独で生き残るのは難しい時代になります」と分析する。

現在、製造業の国内回帰も進んでいるものの、メーカーにとって「魅力的な価格」(高橋社長)を実現し続けるためには、工程ごとに専門業者が携わり、それぞれが収益を求める現在のやり方では限界があるという。

高橋社長は「得意分野がある町工場が1社にまとまり、そこから受注して利益を振り分けていった方が、価格競争力も出てきます。後継者不足も解消されます」と説明。“ものづくり連合”が必要との、独自の構想を持っている。

FacebookxLINElinkedin

企業情報

企業名
株式会社日研機材製作所
HP
http://www.nikkenkizai.co.jp/
住所
東京都大田区東糀谷5-20-10

こちらの掲載企業と連絡を
取りたいなら

ぜひ、マッチングサービス(会員限定)を
ご利用ください!
かながわ経済新聞が窓口となり、
おつなぎいたします。
まずは、下記リンクからお気軽に
ご相談ください。

こちらの記事も読んでみる


産業動向の最新情報を知るなら

神奈川県の企業に取材した最新情報を
メールで配信!
記者が取材した「最新記事」を
メールでお届けします!

中小企業の協力・
協業マッチング受付中!

記者による圧倒的な取材力を活かした
企業マッチングサービス(会員企業限定)を
ぜひご利用ください。

「企業様の声」

成長には連携が欠かせない時代。HUB-CONNeは、多様な情報を通じて新たな機会を生み、相互に価値を高める連携を実現できるプラットフォームです。

株式会社TNPパートナーズ

代表取締役社長・呉 雅俊氏

HUB-CONNeは新たな出会いを生むプラットフォームだと感じています。地域企業の可能性を広げ、挑戦や共創を後押しする取り組みに期待しています。

株式会社タシロ

代表取締役社長・田城功揮氏

かながわ経済新聞の広いネットワークのメリットを享受でき、当社事業の顧客拡大や関連する技術、補助金情報などの機会を提供頂いています。

南開工業株式会社

代表取締役・中村仁氏

ピッチコンテストや勉強会を通じて他業種とのつながりが生まれ、新たな事業計画や協業へと発展しました。

株式会社シェノン

代表取締役・西條英之氏

かながわ経済新聞を通じて官公庁との関係構築などが実現し、業績とブランディングに大きな成果をもたらしました。

株式会社バイオクロマト

代表取締役・木下一真氏

記事掲載をきっかけに取引先の紹介や新たな出会いが生まれ、地域に根ざした媒体として高い価値を感じています。

株式会社スリーハイ

代表取締役・男澤誠氏

挑戦する企業の情報を手軽に得られるだけでなく、経営者の姿勢から学びや刺激を受けられる貴重な場です。

株式会社ミズキ

代表取締役・水木太一氏