マイクロリサーチ、ネットワーク機器をカスタマイズ開発 車内Wi-Fiや店舗間通信に
株式会社マイクロリサーチ

マイクロリサーチ(東京都品川区)は、ネットワーク機器の自社ブランド製品やOEM・ODM製品を開発している。約40年にわたって蓄積してきた技術を組み合わせ、顧客の用途に合わせてカスタマイズする。社員20人の陣容でソフトウェア・ハードウェアを開発し、店舗間通信や観光バスの車内Wi-Fiなどに対応し、短期間での開発につなげている。
1987年からネットワーク機器を開発
同社は1987年、マイクロ総合研究所として創業した。創業当初には、家庭用ゲーム機にモデムを接続した「ファミコントレード」を手掛けた。
その後、1995年ごろのパソコン・インターネット普及期には高速モデム、2000年代にはブロードバンド通信に対応した高速ルーター、2010年以降はIoT機器など、通信環境の変化に合わせてネットワーク機器を開発してきた。
2008年には、それまでの出資会社から独立する形で新会社を設立。現在は自社ブランド製品のほか、大手メーカー向けのOEM生産や、設計から担当するODM生産も手掛ける。
自社工場は持たず、台湾や日本の協力企業に生産を委託するファブレス型で事業を展開している。
「MR-GM5A」、観光バスや店舗間通信に
現在、自社ブランド製品として力を入れているのが、4G/3Gの携帯無線通信に対応したゲートウェイ機器「MR-GM5A」だ。
本体を設置して通信会社のSIMカードを差し込むことで、複数の端末をインターネットに接続できる。
観光バスに設置すれば、走行中の車内でフリーWi-Fi環境を提供できる。
Wi-Fi 6にも対応する。複数拠点を展開する商店や飲食店では、店舗スタッフのタブレット端末による売り上げ・在庫情報の共有や、本部から各店舗へのキャンペーン情報の配信などへの活用を想定している。
自社製品をベースにカスタマイズ
MR-GM5Aは、顧客の用途に合わせたカスタマイズにも対応する。
来店客がスマートフォンで店舗のWi-Fiにアクセスした際にリピート客を判別し、キャンペーン情報を配信する機能や、客が売り場のどの位置に集まっているかを分析する機能などを追加できるという。

既存製品のカスタマイズだけでなく、センサーと組み合わせた通信機器を基板から開発することもできる。
石黒秀一社長は「過去に開発したさまざまな資産を組み合わせ、フットワークよくカスタマイズに対応します」と話す。
過去の開発資産とベテラン技術者生かす
同社では、通信機器を安定して動作させるため、異常発生時の影響を抑える「フェイルセーフ機能」を取り入れているという。

こうした設計には創業以来蓄積してきたノウハウを生かす。
デジタル回路だけでなくアナログ技術にも詳しいベテラン技術者が在籍しており、ソフトウェアとハードウェアの双方を扱える開発体制と、過去に開発した技術資産を組み合わせて顧客の要望に対応している。
企業情報
- 企業名
- 株式会社マイクロリサーチ
- HP
- https://www.mrl.co.jp/
- 住所
- 東京都品川区南品川2-2-10 南品川Nビル2F




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