HUB CONNe
化学・素材相模原・厚木
#新技術・新開発

カーボンナノチューブ提供、中小企業の製品開発の武器に


株式会社冨士山

FacebookxLINElinkedin
カーボンナノチューブ提供、中小企業の製品開発の武器に

高圧ガス販売、冨士山は、日本発の素材「カーボンナノチューブ(CNT)」の用途開拓に乗り出した。社内に「CNT推進室」を設置。CNTを活用して新製品・新技術開発をしたい中小・ベンチャー企業に対し、サンプル出荷をしていく。CNTは、アルミニウムの半分程度と非常に軽いものの、強度は鋼の約20倍、熱伝導性は銅の10倍あるとされる。そのため、プラスチック成形や塗料、洗剤などの幅広い分野において高付加価値製品につながるとしており、各方面に訴求していく。

高付加価値製造へサンプル出荷

CNTは、炭素のみで構成される直径ナノメートル( ナノは10億分の1)サイズのチューブ状の物質。1991年に飯島澄男・名城大学終身教授によって発見された。

シリコンの代替として半導体の高性能化につながることが期待されるほか、医療機器のエックス線放射に使われるなど、用途開発が進められている。今後は世界的な市場拡大も見込まれる。

同社がサンプル出荷するのは、フレーク(多層CNTアレイをほぐした状態)や、アレイ(基板上に垂直配向した多層CNT)、配向性を有する多層CNTの積層シートなど。いずれもCNTを製造する産業用ガス大手、高圧ガス工業・土浦研究所(茨城県土浦市)から仕入れる。

八子利佳常務は「生活に密着したものに普及する可能性は十分にあります」と説明。例えば、樹脂にCNTを配合すると電気を通せるようになったり、潤滑油に混ぜれば滑りがよくなったりする。同事業を「10年かけて育てていきたいです」としており、売上高10億円規模に拡大させていく考えだ。

「CNTは日本生まれですが、世界中で研究が進んでおり、日本は後れを取っています。だからこそ、国内で普及させていきたいです」との信念が原動力にもなっている。

冨士山は、溶接やレーザー加工機といった産業用から、食品、医療、研究用など幅広い分野で高圧ガスを販売する創業半世紀以上の企業。「お客さんにとっての“何でも屋”」として、各種工作機械の販売や設備工事なども手掛ける。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)相模原キャンパスの地元企業であることや、八子常務が宇宙好きなことから、宇宙産業への参入も目指している。

FacebookxLINElinkedin

企業情報

企業名
株式会社冨士山
HP
https://fujiyama-gas.com/
住所
相模原市南区鵜野森1-16-11

こちらの掲載企業と連絡を
取りたいなら

ぜひ、マッチングサービス(会員限定)を
ご利用ください!
かながわ経済新聞が窓口となり、
おつなぎいたします。
まずは、下記リンクからお気軽に
ご相談ください。

こちらの記事も読んでみる


産業動向の最新情報を知るなら

神奈川県の企業に取材した最新情報を
メールで配信!
記者が取材した「最新記事」を
メールでお届けします!

中小企業の協力・
協業マッチング受付中!

記者による圧倒的な取材力を活かした
企業マッチングサービス(会員企業限定)を
ぜひご利用ください。

「企業様の声」

企業成長には連携が欠かせない時代。HUB-CONNeは、多様な情報を通じて新たな成長機会を生み出し、相互に価値を高める連携を実現できるプラットフォームです。

株式会社TNPパートナーズ

代表取締役社長・呉 雅俊氏

HUB-CONNeは新たな出会いを生むプラットフォームだと感じています。地域企業の可能性を広げ、挑戦や共創を後押しする取り組みに期待しています。

株式会社タシロ

代表取締役社長・田城功揮氏

かながわ経済新聞の広いネットワークのメリットを享受でき、当社事業の顧客拡大や関連する技術、補助金情報などの機会を提供頂いています。

南開工業株式会社

代表取締役・中村仁氏

ピッチコンテストや勉強会を通じて他業種とのつながりが生まれ、新たな事業計画や協業へと発展しました。

株式会社シェノン

代表取締役・西條英之氏

かながわ経済新聞を通じて官公庁との関係構築などが実現し、業績とブランディングに大きな成果をもたらしました。

株式会社バイオクロマト

代表取締役・木下一真氏

記事掲載をきっかけに取引先の紹介や新たな出会いが生まれ、地域に根ざした媒体として高い価値を感じています。

株式会社スリーハイ

代表取締役・男澤誠氏

挑戦する企業の情報を手軽に得られるだけでなく、経営者の姿勢から学びや刺激を受けられる貴重な場です。

株式会社ミズキ

代表取締役・水木太一氏