プレス金型設計、愛知・豊田に進出 自動車需要の開拓目指す
株式会社ワード技研

プレス金型設計のワード技研は、愛知県豊田市内に事業所を開設した。トヨタ自動車関連の需要を掘り起こすのが狙い。同社が提供する「プレス金型製作のデジタル領域でのワンストップサービス」が、地元商工会議所などが事務局となって運営する「豊田ものづくりブランド2024」に神奈川県内企業として初めて認定されたことを機に、現地からの引き合いも急増しているという。
「豊田ものづくりブランド」認定
新拠点で本格展開するのが、これまで完成車メーカーとの取引で培ってきたプレス金型成形のシミュレーション解析事業(サイマルテニアスエンジニアリング=SE)を中心としたサービス。
自動車のボディー部品の生産に欠かせないプレス金型は通常、設計してから実物を製作し、トライ&エラーを経て完成させていく。一方、同社のサイマルテニアスエンジニアリングでは、金型設計、トライ、補正までをすべてバーチャル上で行う。

プレス時に起こるゆがみや変形、ねじれなどを予測し、問題があった場合は設計データを修正して再度シミュレーションを繰り返すことで仕上げる。このやり方により、設計期間を従来比で3割程度短縮できるほか、それに関わるコストも減らせるという。
ただ、プレス製品に使用する鉄やアルミなどの種類、材料特性(伸びや強度)はメーカーによって異なり開示もされていないため、実際は正確なシミュレーションが難しいとされる。その点、同社はこれまで完成車メーカーからの多数の案件を手掛けてきた実績から、豊富な材料特性のノウハウを持っており「高精度のシミュレーションができます」(川井聡社長)としている。
今回、こうした技術が「豊田ものづくりブランド」で評価されたという。「認定式でも出席者からその場で引き合いがありました。手応えをつかんでいます」と川井社長は話している。
(かながわ経済新聞2025年1月掲載)
企業情報
- 企業名
- 株式会社ワード技研
- HP
- https://word-g.com/
- 住所
- 相模原市中央区清新8-18-9







