水あか除去で空調設備の省エネ実現 独自工法を東南アジア展開へ
ティーケイケイホールディングス株式会社

ティーケイケイホールディングス(T.K.K.ホールディングス)は、クーリングタワー(冷却塔)が設置されたビルや工場の空調設備で、機能低下の原因となるスケール(水あか)を除去する独自の「NCSC工法」の東南アジア展開を本格化させる。化学薬品を使わないのが特徴で、空調設備の大幅な省エネにつなげられるという。東南アジアは日本のようにメンテナンス産業が成熟していないとしており、同工法のニーズが見込めると判断した。
現地のメンテ市場を開拓
子会社のT.K.K.エボリューション(横浜市南区)を通じて施工していく。
NCSCは「ノンケミカル・スケール・コントロール」の略。空調設備で使用する水は、循環するにつれて水中に含まれる炭酸カルシウムなどのミネラル成分が固まり、スケールとなってしまう。
これが本来の機能を阻害してしまい、余分な電力消費の原因にもなる。そのため、年数回の定期メンテナンスにより薬剤などで除去してきたが、同時にコストも必要としていたという。
同工法では、独自の「BW(バイオウォーター)水改質装置」を設置する。「日本に古来伝わる水改質の技法を工業技術にしたもの」(田尻惠保・T.K.K.ホールディングス社長)としており、人工の鉱物結晶を採用して、水質を改善する。薬品を使わずにスケールの発生抑制、除去が行えるようになるという。

すでに台湾では工業技術研究院(ITRI))、ベトナムではダナン工科大学と約30%の省エネ効果を確認した。省エネ効果を可視化するため、独自の「汎用COP測定法」も開発し、特許も取得した。
国内では空調設備やボイラー設備などで実績があるが、今後は日系企業の進出が続く東南アジア市場にも着目。「日本と比べるとメンテナンス市場はこれから」(田尻社長)とみて、ベトナムだけでも年間売上高1億円を目指す。
企業情報
- 企業名
- ティーケイケイホールディングス株式会社
- HP
- https://tkk-hd.co.jp/
- 住所
- 横浜市南区三春台25-2








