HUB CONNe
流通・運輸川崎
#働き方・人材#経営改善

コロナ禍から復活、「日本一健康なバス会社」の人材確保策


ベイラインエクスプレス株式会社

FacebookxLINElinkedin
コロナ禍から復活、「日本一健康なバス会社」の人材確保策

コロナ禍で3分の1以下に激減した社員数が、数年でコロナ以前を超える体制に復活した。絶体絶命の危機に直面した高速路線バス事業のベイラインエクスプレスの秘密は、「脳ドック義務化」や「酸素カプセル設置」「写真撮影ポイント制度」など、業界の常識を覆すユニークな健康経営にあった。深刻なドライバー不足が業界全体を襲う中、「日本一健康なバス会社」を掲げる同社の革新的な取り組みは、人材確保に悩む異業種の中小企業からも注目を集めそうだ。

社員の健康管理と交流促進徹底

2010年に大阪で創業した同社は、川崎との2拠点で事業を展開している。

同社が最も力を入れるのは、徹底した健康管理。全社員に入社時の脳ドック受診を義務付けるほか、年2回の健康診断やSAS(睡眠時無呼吸症候群)検査も実施している。

森川孝司社長は「運転手が健康でなければ事故につながります。安全運行のための必須条件です」と強調する。

「健康は安全運行の必須条件」
「健康は安全運行の必須条件」

職場環境の充実にも注力する。社内には酸素カプセルを設置するほか、「社内コンビニ」も運営している。

ユニークなのが、新入社員に既存社員との写真撮影を促すポイント制度だ。撮影に参加した社員双方にポイントを付与し、Amazonギフトカードなどと交換できる仕組み。遊び心のある制度の真の狙いは、社員同士のコミュニケーション促進だという。

「社内コンビニ」を整備
「社内コンビニ」を整備

安全面では最新技術を積極導入する。フロントガラスのセンサーで車線逸脱や前車との距離をモニタリングし、乗務レポートの作成により運転技術を数値化。データに基づいた安全運行管理を実現している。

こうした取り組みの効果は数字にも表れている。コロナ禍で約70人から24人まで激減した社員数は、現在78人までに回復した。

2025年1月には中小企業では珍しい広報部署を新設するなど、企業価値向上を目的とする情報発信にも意欲的だ。

同社は2012年12月、中日臨海バス(三重県四日市市)とWILLER EXPRESS(東京都江東区)の合弁会社として設立された。

現在、関東から愛知、福井、島根、伊勢、神戸の6路線で毎日18便を運行。高速路線バス7割、観光バス2割、企業向け送迎1割の事業構成となっている。

強みの一つが、営業所から羽田空港までの好立地にある。チャーター料金が距離と拘束時間で決まるバス業界において、空港からの近さは大きな競争力となるからだ。

企業向け送迎では羽田から横浜、川崎方面のホテル送迎を24時間体制で手掛け、ナガシマスパーランド(三重県)行きなどニッチな路線も運行している。

今後は旅行業者や羽田空港周辺ホテルとの連携強化を目指す。森川社長は「羽田空港一帯のホテル送迎といえばベイライン、と言われるような存在になりたいです」と意気込んでいる。

FacebookxLINElinkedin

企業情報

企業名
ベイラインエクスプレス株式会社
HP
https://bayline.jp/
住所
川崎市川崎区塩浜2-10-1​​​​​​​

こちらの掲載企業と連絡を
取りたいなら

ぜひ、マッチングサービス(会員限定)を
ご利用ください!
かながわ経済新聞が窓口となり、
おつなぎいたします。
まずは、下記リンクからお気軽に
ご相談ください。

こちらの記事も読んでみる


産業動向の最新情報を知るなら

神奈川県の企業に取材した最新情報を
メールで配信!
記者が取材した「最新記事」を
メールでお届けします!

中小企業の協力・
協業マッチング受付中!

記者による圧倒的な取材力を活かした
企業マッチングサービス(会員企業限定)を
ぜひご利用ください。

「企業様の声」

ピッチコンテストや勉強会を通じて他業種とのつながりが生まれ、新たな事業計画や協業へと発展しました

株式会社シェノン

代表取締役・西條英之氏

かながわ経済新聞を通じて官公庁との関係構築などが実現し、業績とブランディングに大きな成果をもたらしました

株式会社バイオクロマト

代表取締役・木下一真氏

記事掲載をきっかけに取引先の紹介や新たな出会いが生まれ、地域に根ざした媒体として高い価値を感じています

株式会社スリーハイ

代表取締役・男澤誠氏

挑戦する企業の情報を手軽に得られるだけでなく、経営者の姿勢から学びや刺激を受けられる貴重な場です

株式会社ミズキ

代表取締役・水木太一氏