CareerGrowth、藤沢にIT特化の就労継続支援B型 直接就職目指す「湘南モデル」
株式会社CareerGrowth

組織人事コンサルティングを手がけるCareerGrowth(キャリアグロース、神奈川県茅ヶ崎市)は、新会社「スペシャル・サポーターズ」(同)を設立し、ITスキルに特化した就労継続支援B型事業所「キャリカク藤沢南口」を藤沢市に開設した。利用者の「できること」を伸ばし、B型事業所から企業への直接就職につなげる「湘南モデル」の構築を目指す。
人事部長として障害者雇用を経験
松井基明代表は、これまで3社で人事部長を務め、障害者雇用の責任者も経験した。
当時を振り返ると、障害者を雇用しても、現場では任せられる仕事が十分になく、業務を切り出しても手が空いてしまう状況があったという。
「結果的に数合わせの雇用になり、障害者本人も企業も苦労していました。そのため、双方にメリットが生まれる仕組みをつくろうと思いました」
企業の人事担当者として障害者雇用に携わった経験が、新たな就労支援事業につながった。
もう一つ、新事業を後押ししたのが、脳性まひで車いすを使う9歳の息子の存在だった。
療育施設で出会った親たちが「私たちがいなくなった後、この子は自立できるのか」と不安を抱えている姿にも接し、事業を立ち上げることを決めた。
ITスキルに特化「できることを伸ばす」
新会社スペシャル・サポーターズは、キャリカク(本部・愛知県一宮市)のフランチャイズに加盟した。
松井代表は「B型から企業に直接雇用される事例は、ほぼありません。通常はA型や就労移行支援を経由しますが、キャリカクではすでに実績を出しています」と話す。

キャリカク藤沢南口では現在、スタッフ4人が19人の利用者をサポートしている。
求人票のデータ作成や、生成AIを活用したショート動画制作などの業務を通じ、利用者のITスキル習得につなげる。
松井代表が掲げる「湘南モデル」で重視するのが、「できないことを助ける」だけではなく、「できることを伸ばす」という考え方だ。
利用者それぞれの長所やスキルを伸ばし、B型事業所から企業への直接就職につなげる仕組みの構築を目指す。
横浜・川崎ではなく藤沢を選んだ理由
出店場所には藤沢を選んだ。
松井代表によると、効率だけを考えれば人口の多い横浜や川崎も候補になるが、コミュニティを確立しやすく、自身の地元である茅ヶ崎にも近いことから決めたという。
地域に根差した就労支援の仕組みを構築し、「湘南モデル」として展開する考えだ。
今後は事業所を増やし、3年以内に神奈川県内だけで4~5事業所を展開することを目指す。
松井代表は「湘南から全国に発信したいです」と話している。
企業情報
- 企業名
- 株式会社CareerGrowth
- HP
- https://careergrowth.jp/
- 住所
- 神奈川県茅ケ崎市中海岸1-5-30-8







