16歳で入社、38歳で事業承継 インテリア吉野の事業拡大・人材育成を率いる経営者
有限会社インテリア吉野

内装施工を手がけるインテリア吉野(川崎市中原区)が事業を拡大している。16歳で入社し、38歳で事業を継承した梅沢修平社長のもと、大手外食・弁当チェーンから店舗改装を受注。この1年で社員を10人以上増やし、2025年12月には海老名に新たな拠点を開いた。今後はデザインや設計の機能を強化し、インテリア全般のプロデュースや不動産事業への展開を計画する。
16歳で入社、38歳で事業承継
同社は1991年に東京都大田区で創業し、2026年には創業35周年を迎える。2021年に事業を継いだ梅沢社長は、16歳で入社し、職人として経験を積んできた。創業者から後継者に指名され、社長に就任。会社も、現在の川崎市中原区へ移転した。

主力事業は、住宅や商業施設の床にタイルや長尺シートを張る内装施工だ。
タイルの並べ方によって部屋を広く明るく見せるノウハウを持つ。事前に清掃しやすくするコーティングを施してから施工するなど、顧客の利用を考えた対応にも取り組む。
大手チェーンの店舗改装を受注
成長を支えているのが、大手外食・弁当チェーンなどから受注する店舗改装だ。
店舗の改装は、作業のできる期間が限られる。インテリア吉野が中心となり、壁や天井、電装系などを担当する他の事業者と作業のタイミングを調整し、工期内での完成につなげる。
こうした調整力が顧客から評価され、大手チェーンから安定したリピートオーダーを確保しているという。
受注の拡大に対応するため、人材採用も強化した。数人だった社員をこの1年で10人以上増やし、外注に頼らず対応できる体制づくりを進めている。
未経験の若手を育成、現場を任せる
採用拡大とともに、若手人材の育成にも力を入れ、未経験者を現場で働ける人材に育てる。
梅沢社長は、自身が16歳から働き始めた経験を若手社員に伝えながら、自分で考えて行動することを教えている。
自己診断シートも取り入れ、自分自身と上司を評価させる。その上で実際の現場を任せ、経験を積ませている。
その上で現場を任せる。梅沢社長は「生意気だった若者がきちんと仕切ったりします」と話す。
2部門体制に再編、海老名に新拠点
事業拡大に合わせ、2025年2月には「コンストラクション事業部」を新設。従来の内装事業を担う「リニューアル工事部」と合わせ、2部門体制とした。

さらに2025年12月、新事業部の拠点となる海老名オフィスを開設した。
社内にはすでに宅地建物取引士の資格を持つ社員を抱える。今後はデザインや設計ができる人材も採用する。
床を中心とした内装施工から、インテリア全般のプロデュースへ事業領域を広げるとともに、不動産事業への展開も計画している。
事業を拡大する一方、梅沢社長が重視しているのが社員との関係だ。
「社員とは焼き肉を食べに行ったり、家族含めて旅行に行ったりしています。お客さまを含め『人と人をつなぐ』を経営テーマに、一緒に働きたい会社にしていきたいです」
2026年に創業35周年を迎えるインテリア吉野。事業承継後の受注拡大と人材採用を背景に、床施工を中心とした内装業から事業領域を広げていく。
企業情報
- 企業名
- 有限会社インテリア吉野
- HP
- https://www.i-yoshino.co.jp/
- 住所
- 川崎市中原区木月1-25-15








