ねじ会社の新規事業、「猫好き」社員が新ブランド 新商品が1カ月半で黒字に
株式会社サイマコーポレーション

「好き」を本業にも生かす─。工業用ねじ開発のサイマコーポレーション(神奈川県藤沢市)は、猫好きの社員たちによるオリジナル雑貨ブランド「ねこねじ堂」を立ち上げ、ユニークな商品開発を進めている。第一弾の「猫型ねじ」に続き、猫デザインのシルクスクリーン印刷を施したスイッチカバーを商品化し、発売1カ月半で黒字化を達成した。「製造業ならではの本気の猫グッズです」とプロジェクトチームの角田友理さんは話している。
本業で鍛えた原価計算が生きる
新事業のきっかけは、中学生の職業体験だった。ねじの設計開発を体験してもらったところ、「猫型のねじがあったらいいな」という声が、複数上がった。
これを受け、社内の猫好き社員が集まり、プロジェクトチーム「ねこ部」を結成。オリジナルグッズの企画・開発に乗り出した。

転機となったのは、2025年2月の猫愛好家イベントへの初出展。第一弾の「猫型ねじ」を披露したところ、愛好家たちの熱量に圧倒された斎間孝社長が、新ブランド「ねこねじ堂」の本格展開を決断。本格的な猫グッズの企画・開発を進めることとなった。
これまでとはターゲットも販路も異なる新事業だが、同社は本業で培った知見を最大限に活用。本業同様の原価計算で損益分岐点を算出し、適正な価格設定を実現した。

展示会で直接顧客の声を聞き、ニーズやトレンドを把握して、販売戦略や次の商品開発に反映させている。
猫愛好家向け商品市場にはアクセサリーなどハンドメイド品が多い中、「生活の中で使える品質の良いもの」にこだわって開発を手掛ける点が特徴だ。モノづくり力を武器に、新たな市場を切り開いている。
企業情報
- 企業名
- 株式会社サイマコーポレーション
- HP
- https://www.saima.co.jp/
- 住所
- 神奈川県藤沢市辻堂2-9-17








