創業250年超の老舗薬局、大手と差別化するための商品戦略とは
株式会社灰吹屋薬局

江戸時代から続く老舗、灰吹屋薬局は、大手ドラッグストアと差別化した商品戦略を展開する。安値競争とは一線を画した高品質な商品ラインを強化する。川崎大師松屋総本店とのコラボ開発商品など、地域企業との連携も生かして独自の店舗づくりを進める。
高品質の商品投入、地域でのコラボ
バイヤー 2人と社長自らが、新商品の開拓を担当する。
川崎大師松屋総本店とのコラボも、灰吹屋薬局側から飛び込みで話を持ちかけ、老舗同士の縁で、オリジナルのどあめの開発を実現させた。ショウガ味、ユズ味などをそろえ、品質の高さで注目されている。

このほか、商品の仕入れ交渉では、竹の炭・灰と湧き水で作った山口県の洗濯洗剤、川崎市の農家・化粧品メーカーとコラボした米ぬかせっけんなど、いずれも、普段の生活の中で使える高品質商品の品ぞろえを拡大している。
横濱馬油商店のスキンケアクリームは、肌になじむ油を使用した「生馬油ゴールド(50グラム)」。他では買えない商品で、これも老舗同士の信用で取引が始まった。
第11代目「灰吹屋仁兵衛」の鈴木孝寛社長は「大量生産できない製品で、一般の方に手の届く価格帯で本当に健康に良いものを仕入れたいと考えています」という。
店舗は現在、川崎市内のドラッグストア6店舗を中心に、処方箋調剤薬局10店舗、フィットネス4店舗を展開。さらに家庭の掃除代行など、生活支援サービス業にも業態を広げている。
市販薬、処方薬、運動など地域の消費者の「健康」のために業態を超えて連携する形で、鈴木社長は「基本を薬に置きながら、時代に合わせて少しずつ業態を変えていきたいです」と話している。
(かながわ経済新聞2025年4月掲載)
企業情報
- 企業名
- 株式会社灰吹屋薬局
- HP
- https://www.haifukiya.com/
- 住所
- 川崎市高津区溝口3-14-19





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