「骨太の方針」に見る外国人材受け入れの今後 在留管理の厳格化
政府が2026年7月に決定した「骨太の方針2026」では、外国人政策の方向性がこれまで以上に明確に示されました。人手不足を背景にした外国人材の受け入れは、止まることなく引き続き継続されますが、その一方で、受け入れやその後の在留管理は、これまで以上に厳格化されることになりそうです。
「資格」と「業務」の関連確認を
特に、不法就労や不法滞在への対策強化、外国人受け入れの基本方針の策定などが掲げられていて、「適正な受け入れ」が外国人政策の中心になっていくことが強く打ち出されています。
この方針は、外国人材を採用する企業にも大きな影響を与えることになりそうです。
今後は、在留資格に適合した業務内容であることはもちろん、採用時には在留資格と業務内容との関連性を十分確認し、適切な雇用管理体制や法令遵守の状況について、これまで以上に詳細な説明が求められることが予想されます。
実際の審査でも、業務内容や受け入れ体制、本人の日本語能力を客観的に示す資料の提出が増えるなど、厳格化の動きはすでに始まっています。
外国人材の活用は今後も日本経済に欠かすことはできません。その一方で、企業には制度を正しく理解し、「採用すること」だけではなく、「適正に雇用し続けること」がこれまで以上に求められる時代が始まろうとしています。
(今村正典・のぞみ総研代表取締役)






