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金属粉末を加熱圧縮「焼結」、2次加工会社の存在感


焼結合金加工株式会社

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金属粉末を加熱圧縮「焼結」、2次加工会社の存在感

焼結合金加工は、既存分野と新規分野の両面で営業活動を強化する。「焼結部品の2次加工」という業態は企業数が少ないうえ、廃業する同業者が出てきていることから、代替先として仕事を受ける体制を整える。また、量産対応まで可能な切削加工の能力を保有することから、焼結部品以外の金属加工でも、川崎地域のネットワークを生かし試作から完成品量産までの案件に対応していく。

地元連携、試作から量産まで

焼結部品は金属の粉末を金型に詰めて加熱圧縮して成形する。硬い材料で複雑形状を成形するケースが多く、耐摩耗性が必要な自動車のギアなどの量産に使われている。

焼結だけでほぼ完成品の形状になるが、はめあい公差が厳しい端面などでは、わずかに切削による2次加工が必要になる。顧客が焼結部品メーカーに限定されるうえ、難削材の微細な切粉が機械を傷めるため、焼結部品2次加工の対応企業は専業で全国100社に満たないと言われる。

同社は1966年設立で、計36台のNC旋盤を中心にマシニングセンタなどの工作機械をそろえる。仕事の半分は年間を通じて生産する大量生産部品で、半分は月30アイテムほどのスポット品となっている。

段取り替えロボットも導入しており、直径100ミリメートル以下の焼結部品を月1000個から月3万個加工する中量産に対応している。

今後、焼結部品2次加工の新規案件を開拓するため、NC旋盤と段取り替えのローダーを追加導入し自動化を進めて生産能力を拡大する。

専任の営業担当者も置き、代替先を探す焼結部品メーカーから2次加工の受注拡大を図る。

ものづくり企業が集積する川崎の立地を生かし、仲間の中小製造業ネットワークでアルミなど一般金属部品の試作から量産、装置全体の設計・製作などにも対応する。

2022年6月に4代目経営者に就任した高柳昌睦社長は現在38歳。事業の改革に取り組んでおり「年商を現在の約2億円から、将来的には5億円まで引き上げたいです」(高柳社長)と話している。

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企業情報

企業名
焼結合金加工株式会社
HP
https://shouketugoukin.co.jp/
住所
川崎市中原区宮内1-20-60

執筆者紹介

奥田 耕士

奥田 耕士

編集委員

かながわ経済新聞編集委員、合同会社町工場総研(https://smallfactory.net/)代表。1987年日刊工業新聞社入社。編集局で各種業界の取材記者を担当後、南東京支局長、本社秘書部長、編集局中小企業部長を経て2012年退社。公益財団法人・大田区産業振興協会で中小企業の経営サポートを担当した。著書に『経済記者発広報部御中』『傳田信行 インテルがまだ小さかった頃』『進化する老舗「福助」再生物語』(いずれも日刊工業新聞社)など、共著に『下町ボブスレー 復活のゴール』(朝日新聞出版)がある。

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