HUB CONNe
加工業横浜
#経営改善

同業者に修理サービスを提供する理由「ジグ研削業界の復活を」


株式会社イシイ精機

FacebookxLINElinkedin
同業者に修理サービスを提供する理由「ジグ研削業界の復活を」

ジグ研削専門、イシイ精機が、同業者向けに「ジグ研削機械」の修理および出張・メンテナンス事業を始めた。世界最高級の精度が出るとされる米ムーア社のジグ研削機を対象に、壊れた部品の修理や機械の出張メンテナンスを請け負う。「当社には長年のノウハウが蓄積されています。業界を盛り上げ、レベルアップや市場拡大につながることを積極的にやっていきます」と堺裕之社長。使い方に悩む企業に対しては、技術指導や人材育成などのノウハウも伝授していく。

自社蓄積のノウハウも

ジグ研削は、「ジグ研削盤」と呼ばれる専用機で、ダイヤモンドなどでできた砥石を超高速回転させ、対象物を1000分の1ミリメートル単位で磨くように削る、ニッチな加工技術だ。

同社はジグ研削加工専門で約50年。新潟と横浜の2拠点を擁し、社員14人ながらも、20台近いムーア社のジグ研削機を保有している。

今回始めた修理・出張メンテナンス事業は、保有する修理履歴データや過去にメンテナンス職人たちから吸収したノウハウを活用する、同社ならではの事業。

ジグ研削盤の「研削ヘッド」と呼ばれる部品は、対象物と機械が接する一番先端にあるため、故障も多い。壊れたり、経年劣化によりベアリングが不安定になったりもする。そのため、修理やメンテナンスが必要になることが多々あるという。

しかし、その際は、機械の製造元である米国に送るしか方法がない。メンテナンスも、首都圏であれば請け負えるところが1カ所しかない。その間、機械は止まり、生産計画にも影響する。

このところの円安やエネルギーコスト高騰も追い打ちをかけ、修理を諦め、廃業を決断する会社も出ているという。「ならば、当社でどうにかできないか」(堺社長)と考えたという。

堺社長は昨年、廃業する同業他社が増える中、業界全体を盛り上げなければ未来はないと、共存共栄を目的とした「ジグ研削のエコシステム構築プロジェクト」を立ち上げた。今回の新事業もその一環だ。

以前の業界は、ライバル同士という認識が強く、どの企業もノウハウを必死で隠し守ってきた。しかし、もはやそういった時代ではなく、“オールジャパン”として海外企業と競争するステージに入った。

そのため、かつての競争から「共創」につなげるため、ノウハウも伝えていく。

「ジグ研削が不可欠な市場は、まだまだあります。このプロジェクトを通じて、より多くの同業他社とつながり、業界内での技術伝承や人材教育も積極的にやっていきたいです。昨日の敵は今日の友ですから」と堺社長は語っている。

FacebookxLINElinkedin

企業情報

企業名
株式会社イシイ精機
HP
https://jg-ishii.co.jp/site/index.html
住所
横浜市都筑区川向町922-42

こちらの掲載企業と連絡を
取りたいなら

ぜひ、マッチングサービス(会員限定)を
ご利用ください!
かながわ経済新聞が窓口となり、
おつなぎいたします。
まずは、下記リンクからお気軽に
ご相談ください。

こちらの記事も読んでみる


産業動向の最新情報を知るなら

神奈川県の企業に取材した最新情報を
メールで配信!
記者が取材した「最新記事」を
メールでお届けします!

中小企業の協力・
協業マッチング受付中!

記者による圧倒的な取材力を活かした
企業マッチングサービス(会員企業限定)を
ぜひご利用ください。

「企業様の声」

企業成長には連携が欠かせない時代。HUB-CONNeは、多様な情報を通じて新たな成長機会を生み出し、相互に価値を高める連携を実現できるプラットフォームです。

株式会社TNPパートナーズ

代表取締役社長・呉 雅俊氏

HUB-CONNeは新たな出会いを生むプラットフォームだと感じています。地域企業の可能性を広げ、挑戦や共創を後押しする取り組みに期待しています。

株式会社タシロ

代表取締役社長・田城功揮氏

かながわ経済新聞の広いネットワークのメリットを享受でき、当社事業の顧客拡大や関連する技術、補助金情報などの機会を提供頂いています。

南開工業株式会社

代表取締役・中村仁氏

ピッチコンテストや勉強会を通じて他業種とのつながりが生まれ、新たな事業計画や協業へと発展しました。

株式会社シェノン

代表取締役・西條英之氏

かながわ経済新聞を通じて官公庁との関係構築などが実現し、業績とブランディングに大きな成果をもたらしました。

株式会社バイオクロマト

代表取締役・木下一真氏

記事掲載をきっかけに取引先の紹介や新たな出会いが生まれ、地域に根ざした媒体として高い価値を感じています。

株式会社スリーハイ

代表取締役・男澤誠氏

挑戦する企業の情報を手軽に得られるだけでなく、経営者の姿勢から学びや刺激を受けられる貴重な場です。

株式会社ミズキ

代表取締役・水木太一氏