洋上風力発電部品の生産開始 自動車・建機のノウハウ活用
株式会社清水原コーポレーション

機械加工、清水原コーポレーションは、自動車や建機部品の製造ノウハウを生かし、洋上風力発電設備のコア部品生産に乗り出す。脱炭素の動きが世界的に進む中、同分野の国内需要が今後拡大すると判断。事業再構築補助金を活用し、新型の縦型NC旋盤を導入。発電設備に組み込まれるベアリングの一部品「リテーナー」の試験生産を始めた。
脱炭素の動きにらみ新設備導入
洋上風力発電は「再エネ拡大の切り札」として注目されているが、欧州と比べると日本は黎明期とされ、市場拡大はこれから。
山口友彦社長は「電気料金の値上げがあったり、脱炭素の動きが加速したりしていますので(洋上風力は)確実に伸びる分野だと思います」と説明。今回、補助金を利用し2軸の縦型NC旋盤を導入した。

同社は、縦型旋盤(ターニングセンター)を活用した生産プロセスを構築しており、現在、トラックのブレーキに使用する「ドラム」や、車輪を構成する部品「ハブ」の量産を主力事業としている。
縦型旋盤は、通常の横旋盤と同様に工作物を回転させ切削するもので、通常の横旋盤では固定しにくい長くて大きいものの加工に向く。

同社は今回の新設備も含め計5台を保有。「これまでの経験から加工工程を素材ごとに適正化しています。例えば、通常なら3~4工程必要なのが当社なら2工程で済みます」と山口社長。こうしたノウハウが風力関連部品にも活用できると見込み、サンプル出荷を始めた。
「まずは会社の売上高構成比1割を目指します。やがては柱にもしていきたいです」と話している。
企業情報
- 企業名
- 株式会社清水原コーポレーション
- HP
- https://shimizuhara-cp.co.jp/
- 住所
- 相模原市緑区田名2180-3







